2007年11月21日水曜日

グラビアアイドル 雑誌、写真集、イメージビデオ

グラビアアイドルとは、芸能界に席を置く女性アイドルのうち、雑誌のグラビア、写真集、イメージビデオやDVDへの出演を主な活動とし、なおかつ主に水着姿の写真を売りにする者たちの総称であり、職業分類的な肩書きの1つ。雑誌やネットなどでは名前を略してグラドルとも呼ばれる。グラビアアイドルの主な活動の場は、雑誌グラビアページや広告宣伝媒体のポスターなどの2次著作物であり、特に男性雑誌では、グラビアの被写体次第で売れ行きが左右される非常に重要なファクターとなっている。

そういった成立経緯から、外見上女性であること(女性に見えること)が絶対的な条件であり大きな特徴である。よってグラビア誌を飾ることが殆どない男性アイドルに対してグラビアアイドルという肩書きはつかない。グラビアアイドルとして最も重要視される要素は、外見のビジュアルとスタイル、それを保ち続ける若さである。その特異性から、永続的にグラビアアイドルでありつづけることは実質不可能であり、女性が若さを保ち得るある一定年齢を迎えるまでしか続けることができない。

一般的にグラビアアイドルは芸能界に進出するステップの1つと捉えられており、後に女優・タレント・歌手へ転身していく者が殆どである。しかしその出自ゆえ、芸能人として本来要求される会話力・歌唱力・演技力に乏しいケースも少なくない。そのため、グラビアアイドルから退いた後も芸能界で生き残る手段を持ち合わせている例は稀であり、彼女達を世間に送り出すメディア媒体にも限界があるため、新人が次々とデビューする一方で芸能界で芽が出ずに忘れ去られて行く者が多く、「卒業」と称してグラビアアイドルを引退すると同時に一切の芸能活動から手を引く者が後を絶たない。

ただし近年では医療技術やメイクアップ技術が飛躍的に向上し、グラビアアイドルを現役で続けながら、俳優業やタレント業も兼務する例も多くなってきた。2003年は、前年まで続いた癒し系を求める流れが一段落し、個性豊かなグラビアアイドル達が多数デビューした年である。この年のグラビア界を席捲した存在といえば井上和香である。前年からの勢いをバックに『ワカパイ』の愛称で、かのマリリン・モンローと3サイズが同じというグラマラスなボディーと癒しの深み、イタズラっぽいクリッとした瞳と柔らかさが伝わる厚目の唇という多くの武器を兼ね備えた新時代のグラドルとして『日テレジェニック2003』選出を皮切りに、この年のゴールデン・アロー賞グラフ賞を受賞する。

2007年11月17日土曜日

癒し系グラビアアイドル

20世紀末に出てきた癒し系グラビアという流れは、「平成不況」という世相が反映して生まれたものであり、近年の各メディアでも多く支持される流れにある。がこれはあくまで表面上のことであり、癒し系ならば人気が出て他は支持されない、などといった単なる二元論で判断できない事も付け加えておく。力のあるものにとっては、グラビアのスタイルの違いなどは微々たるものでしかない。総じて1970年代半ばより現れ始めたグラビアアイドルは、その時代の社会的ニーズや流行によって変遷し、その時代に則した者が大きな人気を獲得している。

業界内では「若いうちは脱ぐ」「胸も顔のうち」と言われる事も多く、最初の写真集グラビア撮影時にビキニを着るのが恥ずかしくて泣いてしまったという乙葉が「水着にならなくていいアイドルは松たか子だけと言われた」という有名なエピソードも存在する。本来グラビア露出は芸能活動のほんのワンステップに過ぎず、ある一定ラインの年齢を過ぎたら、女優やタレントに転身して行く場合が殆ど。本上まなみや佐藤江梨子、眞鍋かをり等のようにグラビア経験者が、後に文才や芸術の才能を発揮しグラビアとは全く別のことで注目を浴びる場合も数多い。

また浜崎あゆみや華原朋美、ZARDの坂井泉水など歌手として大成した人物の中にも過去にグラビアアイドルを経験している女性芸能人は多く存在する。しかし21世紀に入ると、自ら現役グラビアアイドルと公言し、グラビアを卒業せずにタレントや女優としての活動を並行して進める者が現れ始める。例として小倉優子、ほしのあき、熊田曜子、安田美沙子、磯山さやかなどはテレビで頻繁に出るようになっても尚、グラビア誌面でもトップとして君臨し続けている。

こういったグラビアと他の芸能活動を並行する傾向は年々増加しており、緑友利恵、松井絵里奈、木下優樹菜などグラビアアイドルとして(もしくはその他の路線と並行して)デビューしその活動がまだ安定しないうちからテレビのバラエティ番組へと青田買いされていくケースも現れ始めている。その一方で、売れないグラビアアイドルがヌードモデルやAV女優へと転身する例がみられるようになり、「着エロ」というジャンルが確立されてからは「着エロアイドルからAV女優に転向」という例が頻繁にみられるようになった。彼女たちの中にはAVデビュー後も「現役グラビアアイドル」という肩書きを持ち続ける者や、「あくまでも芸能活動の一環としてAVにも出ているだけで、AV女優に転向したわけではない」などと主張する者もいる。

2007年11月3日土曜日

グラビアアイドル 90センチオーバーのバスト

「巨乳」でプラチナムプロダクションの「軟乳グラドル」として売り出していた相澤仁美、アバンギャルドの北村ひとみ、イエローキャブ(応募時。現:スイートルーム)の草場恵(同年『ミスマガジン2006』読者特別賞も受賞)、オスカープロモーションで美少女クラブ31のメンバーとして活躍していた原幹恵と全員が90センチオーバーのバストを揃えてファンの度肝を抜いた。

またグラビア界以外からのグラビアへの進出も多い。前年年頃からビーチバレー選手の浅尾美和がそのアイドル並みのルックスの良さと鍛えられたしなやかな肢体が注目されてオフシーズンの活動の一環としてグラビアに進出、この年に試合以外での水着写真集を発売。テレビCMにも起用された。さらに海外発のネットアイドルとして一部で爆発的人気となっていたリア・ディゾンは、来日を期待するアクセス者の後押しから日本の芸能事務所と契約し、「グラビア界の黒船」と呼ばれる逆輸入グラビアアイドルとして鮮烈なデビューをしている。

そして元Folder5の満島ひかりやdreamの長谷部優など歌手活動主体のアイドルがソロ活動を機にグラビア進出している。また、ハロー!プロジェクトのアーティストも、水着姿が中心の写真集やDVDを出している。ただし、1970年代から1980年代にかけての女性アイドルが、歌手活動主体ながら同様の写真集を出していた事を考えると、特に新しい芸能活動の手法というものではない。ティーンファッション誌やテレビCMからの移籍組も多く、南明奈、夏帆などが高い人気を集めた。

その他には青木りんや範田紗々のように通常のグラビアでは人気が出なかったものの、着エロ系のグラビアアイドルを経てAV業界へ転出していく者も出るようになっている。グラビアアイドルとは、何のためにやってる仕事なんでしょうか。写真集だしたりDVDとか出したり。彼女達は何を目的として仕事してるのでしょうか。 彼女達本人は、自分を有名にする手段の一つでやってるんだとだと思います。それを証拠に、グラビアアイドルから歌手や女優になった人もたくさんいますしね。勿論自己満足でやっている人も多いでしょう。ただ、彼女達の事務所、写真集やDVDの出版元は、単なる金儲けの道具だと思います。