2007年9月22日土曜日

グラビアアイドル 悩殺ポーズ

両腕を絞り胸の谷間を強調するポーズは、どこか子供っぽさが残る愛らしい表情と相まって、世の男性の性的欲求を大いに刺激し、これ以降の水着グラビアに1つの方向性を示したといえる。1995年、青木裕子や坂木優子などが登場し、水着姿の写真集が改めて人気を得た。トピックとして、女性雑誌においてもツーピース水着の特集回数がワンピース水着を上回った。フジテレビVQでは華原朋美、榎本加奈子、遊井亮子、秋本祐希が選出されている。1996年、雑誌グラビア隆盛を受けて、講談社の『ミスマガジン』コンテストが青年誌を舞台とした『ミスヤングマガジン』と名称を変えて復活。

第1回のグランプリにはイエローキャブの山田まりやが選ばれ(山田は同年の『フジテレビVQ』にも選出)、また前述の雛形あきこが前年の活躍を評価されて第29回ゴールデン・アロー賞グラフ賞を受賞するに至り、イエローキャブの名声は『巨乳』のキーワードと共に世間に大いに知れ渡り、隆盛を極める。グラビアアイドルとは、芸能界に席を置く女性アイドルのうち、雑誌のグラビア、写真集、イメージビデオやDVDへの出演を主な活動とし、なおかつ主に水着姿の写真を売りにする者たちの総称であり、職業分類的な肩書きの1つ。

雑誌やネットなどでは名前を略してグラドルとも呼ばれる。キャンペーンガール(Campaign Girl、略称キャンギャル)は、企業が消費者に対して、自社商品の販売促進キャンペーンで、もしくは自社の企業イメージをプロモーションする際に登用するモデルやタレントなどのことを言う。イメージガール、キャンペーンモデル、キャンギャルなど様々な呼称が存在するが、果たしている役割はほぼ同一である。広義には、街頭や展示会で商品を宣伝するコンパニオン、地方自治体のミスや観光大使などを含める場合もある。

水着やビールなどの販促キャンペーンで用いられる例が最も知られているが、現在ではあらゆる業界でキャンペーンガールが使われている。また、こうしたキャンペーンガールがグラビアアイドル等芸能界への登竜門となっている。イベントコンパニオンという仕事が一般に認知されたのは、高度経済成長期の末期である1970年に行われた大阪万博だと言われている。この当時は現在と違い大規模なイベントや展示会も少ない上、初の万国博覧会ということで語学力や接客マナーなども求められたため、大学や短大卒の良家の子女が多く従事していると伝えられた。

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